心電図・不整脈
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心電図/不整脈
![心電図検査](/wp-content/uploads/200228_002_1.jpg)
世界初の心電図の記録は、1887年、Dr. Wallerの愛犬のボクサー犬jimmyで実施されました。しかし、世界初の記録が犬であったにも関わらず、その後、獣医業界では、一部の獣医師しか、計測を行えません。心電図異常(不整脈)はおろか、手術前、手術時の心電図の評価・モニターも怪しいかぎりです。当院では、犬・猫・小動物以外にも、馬、家畜、鳥、動物園でも計測が実施でき、疾患の発見や手術時に応用できるように研究しています。
当院の心電計(貸し出し可能)
① 据え置き式
![FUKUDA ME D800](/wp-content/uploads/200228_002_2.jpg)
11 lead、犬・猫・ウサギ・フェレット
![FUKUDA ME Labo用](/wp-content/uploads/200228_002_3.png)
6 lead、ラット・ウサギ
![FUKUDA ME C330](/wp-content/uploads/200228_002_4.jpg)
12 lead、犬・大動物
![FUKUDA電子 FCP-8800](/wp-content/uploads/200228_002_5.jpg)
12~18 lead、犬・大動物
![日本光電](/wp-content/uploads/200512_007.jpg)
12 lead、犬・大動物
② Bluetooth 心電計
![6 lead](/wp-content/uploads/0618_1_2.jpg)
![AliveCor](/wp-content/uploads/200228_002_9.jpg)
1 lead、犬・猫・ウサギ・フェレット
![AliveCor](/wp-content/uploads/200512_008.jpg)
leadⅠ、Ⅱ/chest lead
![三栄メディシス](/wp-content/uploads/200528_001.jpg)
1 lead
![日本光電](/wp-content/uploads/240408_001.jpg)
6lead
③ ホルター心電計
![クラウド型Bluetooth](/wp-content/uploads/201125_002.jpg)
![FUKUDA ME QR1200](/wp-content/uploads/200228_002_10.jpg)
犬・猫・馬・大動物、3台体制
![日本光電 RAC-5103](/wp-content/uploads/200228_002_11.jpg)
犬・猫、LP計測用
④ 各種貼り付け電極
![](/wp-content/uploads/20210820_1.jpg)
失神
犬(左3心房心+重度PS)
失神時の心電図
![失神時のホルター心電図波形](/wp-content/uploads/20230213_001.jpg)
心室期外収縮の4つの起源
4つのVPCのパターン
右室/左室由来、流出路/心尖部由来4パターン。ボクサーやブルドッグ場合は、右室由来のVPCだとARVC発症の確証になります。
ボクサーARVCの不整脈(VPC)
不整脈源性右室心筋症の不整脈
心エコー時に発生した2段脈
![期外収縮の2段脈](/wp-content/uploads/20230213_002.jpg)
期外収縮の2段脈
![期外収縮の2連発](/wp-content/uploads/20230213_003.jpg)
期外収縮の2連発
![ε(イプシロン)波](/wp-content/uploads/20230824_001.jpg)
ε(イプシロン)波
心房細動(AF)
AF(大型犬)
エコー、ホルター、心電図検査
![](/wp-content/uploads/20220921_001.jpg)
発作性頻拍
![発作性頻拍](/wp-content/uploads/220315_003.jpg)
VPC時の心エコー/心音
VPC発生時の心エコー
潜在型DCMのグレートデンのVPC
VPC
DCM発症時のVPCの心音(PC用、スマホでは音割れします)。
徐脈/ブロック
![](/wp-content/uploads/20230332_001.jpg)
高度ブロックと補充収縮
ペースメーカーが適応で、町医者では力不足で救命まではいたらないことが多いです。
房室ブロック
汎用している簡易心電計(犬猫フェレット)
Omron(不整脈/VPC)
6lead。携帯型デバイスとスマホを利用する。車内や、入院ケージ内での簡易測定も可能。
AliveCor(不整脈/VPC)
1lead。ボクサーARVCの不整脈を検査しています。
AliveCor(不整脈/VPC)
1lead。
Duranta
動画は、飼主宅(横浜)での心電図を、携帯電波を使ってクラウドに飛ばし、その心電図データを当院(千葉)で見ている動画です。この心電図計は、ホルタータイプにもなるため、24時間の心電図検査も可能です。入院室での心電図波形を、離れた場所で、確認することもできます。
Duranta
上記動画と同様に遠隔地の犬のモニタリング動画です。様々な不整脈が出ています。
Duranta
この心電計は、緊急時などの簡易心電図検査、入院舎や遠隔地の動物の心電図モニタリング、遠隔地の動物の24時間心電図検査など、様々な用途で用いることができる。
動画とホルターを同期させての検査
![動画とホルターを同期させての検査](/wp-content/uploads/210806_001.jpg)
入院検査では、xyz誘導の3Chホルター心電計(RAC-5203)とクラウド動画モニターを同期させて、心電図と発作の関係を確認することができます。写真は1.8kgの犬。大型犬から猫まで可能です。
一般的な心電図検査
① 犬の検査
FUKUDA ME D800 (正常)
胸部誘導が測定可能な動物用心電図計。11 lead。
FUKUDA ME C330(不整脈/VPC)
ヒト用12lead心電計。犬は測定可能、猫は不可。
Bluetooth 心電計(不整脈/VPC)
MRの犬のVPC
② 猫の検査
FUKUDA ME D800 (正常)
猫の11 lead検査。
③ ウサギの検査
Duranta(正常)
据え置き型で検査も可能だが、ストレスを避けるため瞬時に検査する事が多い。
AliveCor(正常)
据え置き型で検査も可能だが、ストレスを避けるため瞬時に検査する事が多い
④ フェレットの検査
![フェレットの検査](/wp-content/uploads/211202_001.jpg)
AliveCor(正常)
ストレスを避けるため簡易心電計で検査する事も多い。
eKuore Bleutooth 6 lead ECG(正常)
心臓疾患検査以外にも、手術時によく用いる。
⑤ 馬の検査
Bluetoth、FUMUDA ME C330(正常)
Duranta(正常)
簡易検査
⑥ 蛇の検査
FUKUDA ME D800
⑦ 亀の心電図
10秒に、1心拍程度です(心拍数は 6 beats/minくらい)。
モニター心電計の応用
ボクサーARVCのVPC
グレートデンDCMのAFやVPC
モニター心電計を使用することで、ボクサーARVC、ドーベルマンDCM、グレートデンDCMの評価を簡易的に実施できるケースがあります。
院外での測定
Duranta
症例は、ボクサーARVC。院内で測定できないケース、飼主の自宅での測定などを想定しています。
飼主さんによる自宅での心電図測定
飼主さん自身による自宅でのドーベルマンの心電図測定。ドーベルマンの拡張型心筋症、ボクサーの不整脈源性右室心筋症では、不整脈(心室期外収縮、VPC)が多発するのでそれを計測してもらう。機械は貸し出し可能。
ホルター心電図検査(犬・猫・馬・家畜)
![ホルター心電図検査](/wp-content/uploads/200228_002_12.jpg)
![ホルター心電図検査](/wp-content/uploads/200228_002_13.jpg)
24~72時間程度、機器を装着する。研究のために、無料で実施しています。お気軽にご相談下さい。
ホルター心電図検査報告書
![ホルター心電図検査報告書](/wp-content/uploads/20221213_002.jpg)
![ホルター心電図検査報告書](/wp-content/uploads/20221213_003.jpg)
ホルター心電計によるLP計測(犬)
![ホルター心電計によるLP計測(犬)](/wp-content/uploads/200228_002_14.jpg)
エキゾの不整脈
① フェレットの不整脈
![フェレットの不整脈](/wp-content/uploads/200228_002_15.jpg)
![フェレットの不整脈](/wp-content/uploads/200228_002_16.jpg)
診療以外の当院の取り組み
① 海外製品の国内導入
海外のベンチャー企業の心電計を、国内で展開する計画です。
② 心電計の無料の貸出し
動物病院、牧場、家畜場などへ、心電計を無料で貸し出しています。お気軽にお問い合わせください。
③ 飼主への無料の貸出し
ホルター心電計を飼主へ直接貸し出して、データを取っています。
100件近くの実績があります。ボクサー犬、失神のある子は、ご相談ください。簡単に装着可能です。
④ 心電計購入にお悩みの獣医師
どのような心電計を購入すべきかお悩みの獣医師は、ぜひご相談下さい。