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心臓病研究

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当院は、心臓病の治療に加え、
心臓病の研究を、医学部研究者、
企業研究者と共同で実施しています。

ホルター心電図計の装着

写真は、ホルター心電図検査のボクサー

●飼主・ブリーダー・研究者の皆様

ご興味のある方は、遠慮なくお問い合わせよりメールください。ボクサー、ブルドッグは、基本的に全ての検査を無料で実施しています。

●検査項目

国立医学研究所の研究者と共同で、以下の項目を無料で実施しています。ホルター、11誘導電極、簡易心電図測定器は貸し出しています。

  • 遺伝子解析(DNA検査)
  • 11誘導心電図検査
  • ホルター心電図解析(2channel)
  • LP計測(ホルター心電図3channel)
  • 心臓エコー(2Dトラッキング、3D、VFM)
  • 簡易心電図検査機の調査(自宅測定の検討)
  • 心臓組織RNA検査
  • 心臓病理検査

●研究

  • ボクサー犬のホルター心電図検査
  • ボクサー心筋症(ARVC)の遺伝子解析
  • ボクサー犬の11誘導心電図検査
  • ボクサー犬の心エコー(2Dトラッキング、VFM)
  • ブルドックの突然死の研究(ボクサーと同項目)
  • ドーベルマンの拡張型心筋症に伴う不整脈
  • 猫の失神
  • 簡易機器による自宅での不整脈測定の検討

●論文

●学会発表

 

※下記に、現在注力しているボクサーの不整脈源性右室心筋症の研究概要を掲載いたします。

●ボクサー心筋症(不整脈源性右室心筋症、ARVC)

現在、70頭を解析し、下記の研究、論文、学会発表を行っています。

詳しくはこちら

ボクサー心筋症(BCM)とは

・古典的なBCMの考え方
以前より、ボクサー犬では、失神や突然死などの特徴的な疾患形態をとる心筋症が発症することが知られていました。1983年にDr. Harpsterはそれをボクサー心筋症(Boxer cardiomyopathy、 BCM)と呼び、重症度に応じて、以下の3つのカテゴリーに分類しました。

1  : 軽度の心室性不整脈。
2  : 重度の心室性不整脈で、運動不耐症や失神。
3  : 重度の心筋不全、心不全状態で、しばしば除脈性心室性不整脈が認められる。

・最近のBCMの考え方
2000年代に入り、Dr. Meursらは、臨床形態や病理組織学的観点から、BCMがヒトの不整脈源性右室心筋症(ARVC)に酷似していることを報告しました。ARVCは、1995年のWHO/ISFC合同委員会において、ヒトの心筋症分類に新たに加わったもので、右室の心筋細胞が、脂肪や線維脂肪に置換されることを特徴とする心筋症です。現在のところ、BCMは、ARVCであると考えられています。なおBCMとカルニチン不足との関連性が報告されたことがあります。ある系統のボクサー犬においてはその可能性もありますが、ほとんどのボクサー犬ではBCMとカルニチン不足は関係ありません。

・ホルター心電図検査による診断基準

Dr. Meursが提唱したBCM(ARVC)の診断基準
正常(normal) 単発性VPCの発生が、24時間で0〜20
再検査(indeterminate) VPCの発生が、24時間で20〜100、6〜12ヵ月後に再検査。
疑い(suspicious) 単発性VPCの発生が、24時間で100〜300。繁殖を避け検査を繰り返す。
罹患を示唆する(likely affected) VPCの発生が、24時間で100〜300、連発性VPCや心室頻拍が認められる。あるいは、単発性VPCの発生が 24時間で300〜1000
罹患(affected) VPCの発生が、24時間で1000以上



・実際のBCM心電図波形

実際のBCM心電図波形

当院からの研究協力のお願い

・ホルター心電図検査(2channel)
機器を無料で貸し出しています。1〜3日程度、機器をつけて検査を行います。一般の方でも自宅で装着できますが、主治医に貸し出すことも可能です。

・LP計測(3channel)
 上記の通常解析に加え、特殊なホルター心電図計で、LP解析が可能です。

・ボクサー犬の血液の提供(遺伝子検査)
遺伝子解析を無料で行っています。主治医に3ml採血してもらい、簡単な処理後、当院に郵送してもらいます。

・ボクサー犬の高度心電図検査
フクダMEの解析心電計D700、D800をお持ちの病院へは、当院のオプションリードを貸し出し、11誘導心電図検査を実施しています。


・ボクサー犬の心臓エコー検査
2019年に、国内では医学部も含め数台しかない最上位機種のエコー HITACHI LISENDO880LEを導入しました。通常の心臓エコー検査に加え、2Dトラッキング、VFMなど最新技術で研究をしています。

・ボクサー犬の献体のお願い
死亡したボクサー犬の心臓の提供をお願いしております。近隣の方は、ご遺体を当院にお持ちいただければ死後解剖致します。突然死の原因を確認したい方も、無料で心臓の検査を実施致します。主治医を介して、心臓を献体いただいても可能です。

・自宅での簡易不整脈測定の調査
自宅で、飼い主、ブリーダー自身に不整脈の発生を簡易スクリーニングしてもらいます。小型の機械を胸に押しつけて、スマホで測定します。

・ブルドッグ、ドーベルマンや猫 等でも研究

ブルドッグ、ドーベルマンや猫 等でも研究

上記の研究を、突然死、不整脈が多いブルドッグ、ドーベルマン、猫でも実施しています。